伊吹山麗の正の遺産、負の遺産 ― 住友大阪セメント 旧伊吹工場

関ヶ原米原の中間の山合に旧伊吹町という町があった。

奥伊吹、伊吹山と良雪に恵まれたスキー場の名前は関西では知られているが、そんなスキーで栄えた人口5000の町が合併で米原市となったのは2005年。そのかつての町役場の付近に工場があった。

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住友大阪セメント伊吹工場が閉鎖されたのは合併の2年前の2003年。東海道線から敷かれた専用線を模したホームが近くに設置されていた。

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20センチ弱ある積雪をかき分けて近くに行ってみたが、それらしき形が見えていた。

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ホームにあった説明板はあまり関係ない内容で落胆した。よく見ると往時の写真が小さく掲載されている。

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線路の延長線上を北に向かうと、工場の正門が見えてくる。鉄道線を引き込んでいた様子が伺えないので貨物輸送は閉鎖の随分前に無くなっていたのだろうか。

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近寄るとセコムの赤いシールが目を光らせていた。侵入は難しそうだ。

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巨大な煙突が遠くからこちらを見ている。

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周囲の道を進む。

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左折して工場の真ん中を突っ切れる道を発見。

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 雪の中こんな道を歩く物好きが他にも居るなと思いながら進んでいくと…

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巨大建造物が見えてきた。福島第一原発のようで荘厳だ。

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(撮影地:チェルノブイリ)とキャプションを付けたら騙される人が居そうだ。

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先ほどの煙突が右に映っている。

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中に入りたいな…f:id:zhongdanhai:20180208165536j:plain

この煙突は本当に大きい。閉鎖から15年が経とうとしているが、まだ倒壊の心配は無さそうだ

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通用門に辿り着いた。

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まあこの積雪では侵入したら足跡で丸わかりだから警備が無くても無理ということぐらいは分かる。ちなみに工場内は一切除雪されていないので40~50センチはあろうかという積雪だった。

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メタセコイアっぽい並木がシベリアのような雰囲気を醸し出している。

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住友大阪セメントと言えば以前行った多賀鉱山も同社の所有だったが、伊吹山系でのセメント採掘事業は既に終了しており、この地域全体から撤退している。

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この土地も他社に渡っているが、土壌汚染が深刻で跡地利用もままならない状況で結果的に放置という形になっているらしい。

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 公開すればマニアやコスプレイヤーの撮影などの需要もあろうに…と思いながら立ち去る夕暮れだった。

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